9時台後半に、防災特別番組
「家族とわたしをまもる!我が家の防災」を
放送します。
第1回の今日は、
「減災への第一歩!地震火災から考えよう」と題して
お送りしました。
地震は、直接的な揺れに限らず、
多くの二次災害を生み出します。
その一つが地震火災です。
阪神淡路大震災では、
停電により電源が切れた電化製品が、
復旧後に再び動き出し引火する
「通電火災」がいたるところで起きました。
無事に避難して命は助かったものの、
帰ったら自宅が全焼していたという、
いたたまれない思いをされた方が
たくさんいらっしゃいました。
火災を意識して地震に備えるにはどうしたらいいか、
防災士で消防団員としても活動されている
平松恵美子さんに伺いました。
私たちの力では、
地震の発生を止めることができません。
しかし、二次災害である地震火災は、
日頃から対策をしておけば、
防げるものが多くあります。
初期消火がスムーズにできるよう、
消化器は、いつでも使える場所に置いて、
準備しておきましょう。
使い方や使用期限もチェックしてい下さい。
倒れたら作動しない暖房器具など、
安全面に配慮した電化製品を選ぶことも
大切です。
また、通電火災を防ぐため、
感電ブレーカーの設置もおすすめです。
これは、あらかじめ設定しておいた
震度以上の揺れが起きた場合に、
センサーが感知して、
自動的にブレーカーを落としてくれるものです。
新庄村では、簡易タイプの感震ブレーカーを、
全戸配布しています。
話を伺った
新庄村役場 総務企画課
藤井教司さんによりますと、
感震ブレーカーがあるだけで、
防災意識が変わるそうです。
「私の家からは出火させない!」
「近所には迷惑をかけない!」
そんな意識につながりそうですよね。
日頃から地域同士が協力し合える関係を築くことも、
大切な減災活動です。
対策を講じる時間がある今、
どんなことができるのか、
身近な人たちと話しあってください。
明日は、
「家庭の防災力を上げよう!
~家の中の安全対策
子どもが学んで大人へ~」をお送りします。